上司が求めるコミュニケーションその2
上司が求めるコミュニケーションその2
この人(上司)なんで毎回同じこと言うんだろう・・・
会社で上司とのそりが合わなかったり、不満に思ったりしたことはありませんか?
私自身も上司の言っている事に納得できなかったり、「なんでこんな言い方しかできないんだろう」「やることはやっているはずなのに何が不満なんだろう」と思っていました。
ですが、自分が出世し「上司」と言う立場になった時に分かった事も多くあり、当時の自分の未熟さには今でも恥ずかしい気持ちです。
今回はそんなあなたの不満の解消につながるように「上司目線」での考え方を紐解き、のちに出世し良き上司に慣れるように上司が求めるコミュニケーションについて解説していきます。
上司が求めるコミュニケーションその2
嘘をつかない
はい。
「嘘をつかないなんて当たり前だ」と思う方がほとんどだと思います。そして、すでに出来ていると思っていると思います。
ただ、大切なのは結果・事実です。
あなたが正しいと思っている事を報告したとしても、結果的にそれが逆の結果に終わったり感情が入っている内容だとしたらそれは嘘をついていたということになってしまうのです。
私の経験談ですが、部下とのやりとりを見て下さい。
部下「納期が遅れると代理店から言われました。どうしたら良いですか?」
とく「どうして遅れるか聞いた?」
部下「聞いてません。」
とく「発注時期は問題なかったの?」
部下「ギリギリに頼んでいたので、当初から難しいとは言われていました。」
とまあ、上のやりとりを見ればわかると思います。
当初の部下の報告ではあたかも代理店側が悪いと取れる様な内容ですね。
でも、掘り下げてみればこちら側に問題がある事が分かりますね。
おそらくこの時の部下の心境は「発注が遅れたことを言ったら怒られるから言わないでおこう」という下心が働いたのでは無いのでしょうか。
私自信も過去にこの様な経験もありますので気持ちはよく分かります。
ですが、やはり分かっている問題点や不手際は隠さずに伝える事が大事です。
今回の場合の報告として正しいのはこれでは無いでしょうか。
「私の当初の発注がギリギリで、なんとか調整してもらっていましたが結局間に合わないそうです。どうしたら良いでしょうか。」
これなら上司も代理店に再度お願いするなどやり方はいくらでも考えられますね。
(ギリギリに発注した時点で報告が欲しいところですが…)
都合の悪いことほど早めの報告
これはまさに前項の事例が良い例ですね。
部下がギリギリに発注してしまった事を、発注した時点で上司に相談したらどうなったでしょうか。
上司はその時点から代理店との調整や、他の代理店で納期が早くならないかなど、様々な対策がうてますし、結果間に合ったかもしれません。
人は自分にとって都合の悪いことや失敗を隠したくなります。
ですが、そんな時こそ早めの相談や報告が結果を良い方向に導きます。
何より先ほどの「嘘をつかない」との相乗効果であなたの信頼を保つ結果につながります。
結論から言う
これは、時間を大切にする人、特に人より仕事量がある上司にとっては欠かせないものです。
最後まで話を聞かないと結論が分からない様な話し方や、文章はそんな人達のイライラの種となってしまいます。
私自身も若い頃は説明が下手で、回りくどい話し方をしており、上司から「で、何?」と途中で話を切られる事がよくありました。
これを改善するために簡単は方法は、まずは意識して「結論から申しますと」を最初に話す様に意識して口癖にしてしまう事です。
結論から話し、その後に追求があれば内容を話せば良いでしょう。
最後に
今回の3項目を意識すると、その日からでも上司や周りとの関係性は良くなりますし、何より仕事の効率も上がります。
私は常に意識しているのは「上司と部下は互いに信頼がなければいけない」という事です。
上司は部下に対して、常に正しい目でその人の成長を考え信頼の心で導く。
部下は上司に対して、自分より長い経験と人生で培った知見を、自分の成長を考えた上で指示や意見を言ってくれているんだと思い、聞く。
この関係性が出来ていれば、チームとしてこんなにも強いチームはありません。
昨今の上下関係におけるジェネレーションギャップからは、上司と部下は「敵」と勘違いする人多くいます。
私はその関係は会社そのものの存続にも影響が出る間違いだと思っています。
厳しいことを言うのにも優しい言葉をかけるのにも意味がある。そう考えながら会話をするととても広い視野で物事を判断が出来るようになりますよね。
最後までお読みいただきありがとうございました。